香川県へ。
ここ数年憧れ続けたサンライズ瀬戸に初めて乗った。この写真は、朝、高松駅降車時に撮影したもの。実際に乗車したのは前日。
朝イチから行動することができるのは寝台車の強みだ。
サンライズ瀬戸のシングル。ホテルみたいだ。
みどりの窓口で相談したら、進行方向左の2階がオススメとアドバイスしてもらった。
トイレの脇にある洗面所にはハンドソープ常備。清潔感があって好ましい。
ここで車掌さんとばったり会い、検札してもらった。
快く検札してくれてありがとうございます。
シャワーカード販売機はすでに売り切れ。
シャワーを使う予定はなかったので問題なし。
部屋ではNHK FMラジオを聞くことができるので、ラジオを聞きながら23時半過ぎに就寝。
列車はそれなりに揺れるが、寝てしまえば気にならない、と思う。
朝4時53分、神戸駅を通過
5時、垂水駅を通過
明石海峡大橋と海が見えた。
約5年前、Nさんの運転で淡路島に連れて行ってもらったなあと懐かしく思い出す。
5時半頃、姫路駅着
6時29分、岡山駅着
ここでサンライズ出雲と切り離すため、3分停車した。
ちょうど高松行きのマリンライナーが滑り込んできた。これと特急南風にも乗りたい。
岡山駅を定刻通りに出発した。
天気は曇り。
瀬戸大橋がぼんやり見えてきた!
そして四国へ。
晴れてきたか?
7時27分に無事高松駅に到着した。
改めてサンライズ瀬戸を眺める。居心地よかった。ありがとう。
人生で初めて高松駅に降り立った。駅舎、立派だな。
さて、これからどうするか。
高松城址公園の見学も考えたが、ことでんに乗って栗林公園に向かった。
ことでんの栗林公園駅で下車し、徒歩10分で到着。
やばい。雨降りそうだ。
国の特別名勝に指定されている栗林公園は、緑深い紫雲山を背景に、6つの池と13の築山を配し、400年近い歴史を誇る江戸初期の庭園。
入園料は410円。
ここはとにかく緑が濃い。そして見事な鯉がたくさん泳いでいた。
まずは、公園内の花園亭で朝食をいただいた。
白粥定食(1320円。要予約。8時半から30分間。)
ここを貸し切りで、朝食を食べたのだ。
雨がシトシト降り始めたが、なんと風流なことか。
ここ数ヶ月、結構忙しく穏やかな気持ちをすっかり無くしてしまう生活が続いていたが、一気に浄化された。緑が濃くて目も良くなったような錯覚に襲われる。
食後は2時間以上かけて公園内を散策した。
讃岐民芸館。受付の女性は県の職員なのだろうか。いいなあこの仕事。
焼物とか漆器がこじんまりと展示されていた。
早朝だからか、客は私ひとり。ここも貸し切りだ。
商工奨励館。明治32年に「香川県博物館」として建築された。中はリニューアルされていて新しかった。トイレも非常にきれい。
栗林公園の情報や伝統工芸品の展示や実演をしている。
掬月亭(きくげつてい)
700円払って抹茶と生菓子を頂くと、お姉さんが丁寧に内部の説明をしてくれた。
生菓子は、高松三友堂製で「七夕」という名前だそう。7月だなあ。久しぶりに美味しい和菓子をいただきました。
抹茶はちょいダマが残っていたが、そこは黙っておいた。
ここも貸切状態。
昔のお殿様はここで月見していたのか。優雅だ。
富士山にならって作られた築山「飛来峰」から南湖を望む。
いつのまにか雨は止んでいた。
橋は、偃月橋(えんげつきょう)と言って園内で最大の木造橋。
偃月橋から見えるツツジがハート型だ。
恋ツツジと呼ばれていて、カップルが写真撮影しに来るそうだ。かわいらしい。
そして、睡蓮も素晴らしい。
写真ではイマイチだが、緑の葉に黄色い花が美しく映えている。
何時間いても飽きなさそうだったが、うどんを食べたくなったため、ことでん栗林公園駅に戻った。
こんじんまりとした駅。列車は1時間に2本ほど。
きたきた。2両編成だ。
続いて降り立ったのは、仏生山駅。
恥ずかしながらうどん屋にたどり着くまでにかなり迷った。10分のところ、その3倍かかってしまった。ほとんどの客が車で来ているような場所だ。
「うどんの田(でん)」で肉うどんを食べた。
写真撮影しなかったが、行列していた。
人気うどん店に圧倒されてしまい、うどんの写真を撮り忘れてしまった😭
美味しいうどんでした、本当に。
こちらのうどん屋も美味しそう。お腹いっぱいで食べられなかった。
仏生山駅のベンチで列車を待つ間、歩数計を見たら14000歩を超えていた。
栗林公園で歩き過ぎたようだ。
次は、琴平駅まで行って駅近辺の喫茶店で休むこととした。
仏生山駅からことでん琴平駅までは1時間くらいかかる。
仏生山駅までは気が付かなかったが、ことでん、かなりの揺れだ😳
座っていても飛び上がってしまうほどの揺れ。ぴょこんぴょこん飛び上がりながら、のどかな単線を走り続けた。
ことでん琴平駅に着いた時にはすっかり天候が良くなっていた。
立派だ。
さすがに金刀比羅宮まで上っていく気力がないため、周辺散策をした。喫茶店に行く事はすっかり忘れた。
金倉川には鳥がいた。
鞘橋。
刀の鞘のような形をした屋根のある浮橋。
災害で流されて現存しているこの橋は明治2年に建築されたもの。
現在は通行できない国の有形文化財。
こんぴらさんをちょびっと歩いてみましょうか。
旧金比羅大芝居「金丸座」
天保6年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋。500円払えば内部も見学できるようだ。明日、時間があれば見学する予定。
やっと県立琴平公園展望台に到着。
金刀比羅宮が遠くに見える。
遠いが明日必ず行こう。
曇りのためかよく見えない。
こちらは琴平駅や遠くに瀬戸大橋が見える方角。霞んで見えない。
この方は大久保じんのじょう氏。(漢字が変換できない)
四国の偉大な政治家らしい。瀬戸大橋を提唱したとのこと。
かなり大きい銅像だった。
しかしこの展望台にいたのは、私の他には犬の散歩をしている男性だけ。
金刀比羅宮に比べるとかなり閑散としている。
帰りは表参道の方を歩いてみた。割と混んでいた。
おいでおいでと誘われている気分になったが、
足が痛くてしんどかったので、宿に戻って休むこととした。
夕食は駅近くの定食屋?さんで金比羅御前(900円)をいただいた。
冷たいうどんはスルッと食べられた。天ぷらはタケノコかな。熱々で美味しゅうございました。
夜の琴平は真っ暗です。
歩数計23989歩。足痛い。