朝から快晴なので、半日観光に出かけた。
行き先は、神奈川県綾瀬市。
神奈川県の真ん中に位置しているが、鉄道駅がないため、バスか車でしかアクセスできない場所だ。
綾瀬市のマスコット「あやぴぃ」。かわせみをモチーフにしているらしい。
市制施行30年記念日の2008(平成20)年11月1日が誕生日とのこと。
実は、神奈川県内で一番新しい市である綾瀬市、今日までよく知らなかった。
1889(明治22)年に市制・町村制が施行され、8つの村が合併し「綾瀬村」が誕生。
1941(昭和16)年には、厚木航空基地ができた。
1945(昭和20)年4月1日、軍施設設置による人口増を背景に町制が施行され「綾瀬町」に。
8月に敗戦をむかえた後、30日には連合国軍総司令官のマッカーサーが厚木航空基地に降り立ち、米海軍の厚木基地となった。
1978(昭和53)年11月1日には市制が施行され、「綾瀬市」が誕生。
(綾瀬市ホームページから抜粋)
そんな綾瀬市に、国指定史跡があると小耳に挟み、訪れてみた。
国指定史跡「神崎遺跡」に到着した。
ここが国指定史跡になった理由は2つ。
①東海地方から人が移住してきたことがわかるから。
②とてもコンパクトな遺跡で、全体が見渡せる遺跡は珍しいから。
確かにとてもコンパクト。
環濠(かんごう)という堀に囲まれた土地5,000㎡に収まっている。
弥生時代の竪穴式住居跡は全部で18軒確認されているとのこと。出土土器の95%は東海系。
こちら、海老名市と藤沢市との市境に近い目久尻川(めくじりがわ)を臨む台地の上に立地しており、走る東海道新幹線が見える🤩
新幹線よりも頻繁に通るのは飛行機だ。
次から次に飛んできて、かなりの至近距離。そしてうるさい。
基地の街に来た、と実感する。
入館無料の資料館もあった。お客さんは他にいなかった。
遺跡と同じくコンパクトな資料館だった。
建物の右上にワイングラスのような土器が見える。建物内も非常にきれいで出土した土器の説明が丁寧にされていた。
次に向かったのは、県指定史跡「早川城跡」。
鎌倉時代の御家人・渋谷重国の築城と伝わるが、史料に乏しく実態は不明らしい。
6回発掘調査が行われていて、曲輪(くるわ)、堀、土塁、物見塚、ピット(柱穴)、溝などの遺構や、かわらけ、火舎などの遺物が出土した。
写真は堀切と土塁の周辺。
現在は「城山公園」として、市民に親しまれている。
公園に設置してある滑り台等で遊ぶ家族連れがたくさんいて、市民の憩いの場になっていることがよくわかった。
城山公園内の日本庭園。
こちらは人が少なくて、静寂な時間を過ごせる場所だ。
紅葉した木々が庭園内の池の水面に映って美しい。穏やかな秋の1日を実感できた。
新型コロナウイルス感染症の拡大が二度と発生しない事を心から祈った。
公園内には、花木園もあるので立ち寄ってみた。
バラ園らしい。ミニバラが可愛い。
ほとんどのバラが散っていたが、このピースという種類は美しく咲いていた。
ランチは、綾瀬市の中心部にある「大衆びすとろボナミ」に入店した。
オードブルと、メイン(鶏ソーセージと野菜の煮込み&フォカッチャ)と、食後のコーヒーがついて1320円。
煮込み料理、非常に美味しかった。
外食が大好きと改めて思う。
ついでに綾瀬市の人気パン屋「ブーランジェリーエヴァン カゼ」にも立ち寄った。
まさしくこんな食パン400円を購入。
明日の朝食用だ。明日食べるのが楽しみ。
綾瀬といえば、高座豚。
高座豚手作りハム綾瀬本店に寄って生ハムを購入。小さな店内は次々にお客さんが入ってくるので、キャッシュレスで会計を済ませ、早々に立ち去った。
自宅でワインと共に美味しくいただいた。
でも一人で飲むお酒はちょっと寂しい。
食事は一人でも平気なのだが。
本日の歩数 13256歩