横浜市電は、1904(明治37)年から1972(昭和47)年まで約70年間にわたって“ちんちん電車”の愛称で親しまれ、横浜市民の足として活躍したらしい。
横浜駅の観光案内所で偶然リーフレットを手に取り、曇空の下、横浜市電保存館まで市営バスに乗って行ってみた。
横浜市電保存館は、市電が廃止された翌年の1973(昭和48)年8月に滝頭車両工場跡地に開館し、その後1983(昭和58)年には、現在の市営住宅1階に建て直された。
市電保存館の前に建っているポールは、市電の最後の架線用ポールとのこと。
先端のポールトップが何気にオシャレだ。
市営バスに乗って訪問したことを証明できたので、入場料は200円。
館内には、冒頭写真のとおり、昔横浜を走っていた市電が展示されていて、中に入り、椅子にも座ることができる。
しばらくの間、座らせてもらった。
歴史展示資料コーナーにあった写真。
県庁の前を走る市電。約50年前の写真だ。
車もレトロ。
無料で、昭和40年代の横浜市電の運転体験ができるシミュレータ。
人が少なかったので、チャレンジしてみた。
CGの映像が綺麗で、楽しませてもらった🎶
先月訪れた弘明寺の看板もあった。
市電保存館の隣は、横浜市営バス滝頭営業所。様々なバスが停まっていた。
横浜駅から出発し、みなとみらいや山下エリア、中華街や赤レンガ倉庫といった、有名スポットを走る連接バスBAYSIDE BLUEもいた。
ガンダムラッピング、すごくカッコいい!
続いて訪れたのは、根岸森林公園だ。
市電保存館から市営バスに乗って到着。
根岸競馬場跡地にできた公園で、園内には約439本の桜がある。
桜は既に散っているが、芝生広場で多くの人たちが訪れていた。
特別展「馬とメルヘン やなせたかしの世界」開催中のため、入館料200円。
日本で初めての近代洋式競馬が行われた横浜競馬場(根岸競馬場)を記念して建てられた。
この施設では横浜競馬場の関係資料や、競馬競走の成り立ち、馬と人間の文化関係などを収蔵資料などで多角的に紹介している。
馬が好きな人向けの施設で、アンパンマンで有名なやなせたかしさんもかなり馬が好きだったらしいことがよく伝わってきた。
個人的には、「ロールパンナと海の白馬マリン」の絵が気に入った。
かわいかった。
根岸森林公園そばにある、CIMOLO BBQ &GRILL でランチ。
ここは、米軍基地のすぐそばのため、英語表記の施設が多い。FIRE STATION …外国にいる気分。
ということで、アメリカンガレージ風の当店に入店してみた。
キューバサンド、ポテト、アイスコーヒーのセット 1400円。
カリカリに焼かれたパンに挟まれているのは、ローストポーク、ベーコン、チーズ、ピクルスでライムをかけて食べた。
ポテトの量がかなり多かったが、美味しく完食した。気分はアメリカン\(^o^)/
お店の屋上にも上がることができたので、海の方面を撮影した。
工場地帯だ。みなとみらいのオシャレな雰囲気はない。
やっぱり曇り空だが、さらに市営バスに乗って行く。
野毛山動物園に到着。今日一番の人出。ご家族連れが多く来園していた。入園料無料。
水を吐いて威嚇してきた。怖い。
食事中のインドホシガメ。
羽を広げて下さっているインドクジャク
カグーのムラリン(オス)
日本では野毛山動物園にしかいないらしい。
翼はあるが、進化の過程で飛ぶ能力がなくなり、飛ぶことができないとのこと。
大きな声や音が苦手なため、静かにそっとみてください!と看板に書いてあった。
2008(平成20)年、よこはま動物園ズーラシア生まれのラージャー(ライオンのオス)
大きな声で何かを唸ってウロウロ歩いていた。
見学者がたくさんいたからイライラしていたのかもしれない。
レッサーパンダのイチゴ(メス、9歳)
お休み中。
野毛山動物園にも市電が保存されている。
たくさんの親子が中に入って遊んでいた。
いつまでも存続してほしいので、わずかな金額だが募金した。
野毛の吊り橋を渡って野毛山公園へ。
野毛山公園は、関東大震災による震災復興のひとつとして、1926(大正15)年に日本庭園、洋式庭園、和洋折衷庭園が造られたのが始まり。
1964東京オリンピック記念碑と展望台。
横浜で、バレーボール、サッカー、バスケットボール(予選)の三種目が行われたそうだ。
展望台からランドマークタワーが見える。
ベイブリッジとその左側に神奈川県警本部が見える。
古そうだが、水飲み場もかわいい。
イエローシンプリシティ(黄色のバラ)
芝生広場のバラ園のバラが美しく咲いていた。
廃線となったのは18年前。
桜木町駅から歩行者専用の道路が少し完成していた。この道路が横浜駅まで完成する日はくるのだろうか。
歩数計 15571歩