かんのん日記

主に旅行記です。

鎌倉殿の13人〜政子•実朝•大姫縁の場所へ

新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置が、本日の期限で全面解除される。

大河ドラマ鎌倉殿の13人は、平清盛が亡くなり、北条政子は2人目の子を授かり、更に面白い展開となってきているので、思い切って朝(8時頃)の鎌倉を訪れてみた。

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朝の小町通り入口。

朝でも人が歩いている。昼前にはかなりの人出が予想される。

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源頼朝が没した翌年、北条政子が建立した鎌倉五山第三位の寺「寿福寺」。

北条政子の子、鎌倉幕府三代将軍実朝(柿澤勇人さん)も再三参詣した。

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北条政子源実朝の墓は、裏山のやぐら(中世の横穴墳墓)にあるが、遠回りしないと辿り着けない。

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北条政子の墓と呼ばれる五輪塔春分の日だからだろうか。可愛い花が供えられていた。

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源実朝の墓。かわいそうな人という印象がある実朝、ドラマではどう描かれるのだろうか。

ここには、自分以外には人はいなかったが、流石に中まで入っての撮影は失礼では、と考えて、外から撮影したら真っ暗で何にもわからない💦

寿福寺の墓地には、俳人高浜虚子や作家•大佛次郎などが眠っている。

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寿福寺から徒歩で数分の場所に、源頼朝北条政子の長女•大姫(南沙良さん)を供養する、岩船地蔵堂がある。

1183(寿永2)年、6歳の大姫の元に11歳の少年がやってきた。

頼朝様の従兄弟、木曾義仲青木崇高さん)の息子である義高(市川染五郎さん)だ。

義高は人質(大姫の婿)として鎌倉にきたが、大姫は義高をとても気に入って、いつも仲良く遊んでいたらしい。

その後、頼朝と義仲が対立。争いとなり義仲は敗死し、義高も殺害されてしまう(ノД`)

婚約者だった義高の死に大姫は心を病み、その後の縁談も拒み続け、20歳で早世した。

哀れな姫の死を悼む北条、三浦、梶原など多くの人がこの谷で野辺送りしたことが『北条九代記』にも記されている、とのこと。

 

この堂は2001(平成13)年に再建されたそうだ。合掌して当地を後にした。

昨日のドラマでは幼い可愛らしい娘さんだったが、過酷な運命が待ち構えているのだなぁ。

南沙良さん、市川染五郎さんの登場が非常に楽しみだ。

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続いての目的地に向かうバス停に出るために、国指定遺跡「亀ケ谷坂(かめがやつざか)」という切通を通った。

切通とは、山を切り開いて造られた道のことで、交通を容易にするとともに、防御の拠点ともなっていたため、かなり急な坂道である。

写真ではなかなか伝わらないが、気が遠くなるような急な坂道を上って下った。

息切れしながら、バス停に辿り着き、10分ほどバスに揺られた。

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到着したのは、常楽寺。山門から中に入る。

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北条義時の息子•泰時が妻の母の供養のために建立した寺院。

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仏殿の裏にある、泰時の墓。

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ここに来たのは、泰時の墓が目的ではない。

裏山の細い道を上った所にある、木曽義高の首塚が本来の目的地。

あ!義高の首塚の写真が無い>_<

メインの場所だったはずなのに…

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そして、首塚から少し下ったところにある姫宮塚。

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この姫宮塚は、北条泰時の娘の墓所説と、義高を思って早世した大姫の墓所説がある。

現世で添い遂げられなかった義高と大姫が、死後一緒になったと信じたい。

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義高の首塚は、この大船むくどり公園のすぐそばにあった。

バスで大船駅の近くまで来ていた。

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徒歩で大船駅に到着したところで、先日は行かなかった大船観音を訪れた。

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拝観料300円を支払い、階段を上る。

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1960(昭和35)年に完成した観音様の中に入ることができる。

平和な世界への祈りが込められた胎内だった。

ちなみに、ここはブログ名とは何の関係もない。

10時を過ぎて、観光客が目立ち始めたので帰宅。

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大船駅といえばこちら。

大船軒は、1898(明治31)年5月、大船駅構内にて営業開始し、1913(大正2)年には「鯵の押寿し」の販売を始めた。100年を超えて今も続く、湘南鎌倉名物である。

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鎌倉殿の13人にちなんだ駅弁を売っているじゃないか!

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押寿司2種詰め合わせ 桃(1150円)を購入した。鯵の押寿司とサーモンの押寿司だ。美味しい。酢飯も非常に美味しく、ペロッと平らげた。

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押寿司と一緒にかっこよくキメている北条義時小栗旬さん)。これからどんどんキャラが変わっていくんだろうな…。

ドラマが終わるまでに、4種詰め合わせも食べてみたいものだ。

 

歩数計 12596歩