かんのん日記

主に旅行記です。

みちのく潮風トレイルウォーキングツアーin気仙沼

7時37分に仙台駅を出発

f:id:kannonta:20241116090740j:imageバスで1時間強走行後、三陸自動車道の中間点、道の駅「三滝堂」でトイレ休憩。快晴だ🙌f:id:kannonta:20241116090953j:imageこちら、産直野菜がたくさん売られていた。f:id:kannonta:20241116091055j:imageへー。気仙沼ババロアなんていうのもあるのか🤔初めて知った。f:id:kannonta:20241116091239j:imageトイレ近くに、東日本大震災で損傷した案内標識が展示されていた。f:id:kannonta:20241116091412j:image津波に呑まれた時計。15時半に呑まれてしまったんだね…13年が経過したが、津波の恐怖を思い出した。

9時50分、気仙沼大島ウェルカム•ターミナルに到着

f:id:kannonta:20241116150338j:image非常に天気が良く全く寒くない。ウォーキングに同行するガイドさん2名と宮城県職員2名が出迎えてくれた。f:id:kannonta:20241116150520j:image残念ながら、おかえりモネは全く観ていないのでわからない…。f:id:kannonta:20241116150828j:imageウェルカム•ターミナルから見た、元浦の浜港。今は港の面影は無く、静かな観光地と言ったところだろうか。

トレイルウォーキングスタート!

f:id:kannonta:20241116151419j:image10:00、気仙沼大島大橋から約10キロのウォーキングがスタートした。

こちらでそれぞれのグループが記念撮影している中、ひとりでぼーっとしていたら、若い新聞記者さんからインタビューされた。

「海はご覧になりましたか?」

「はい。すごく綺麗で透き通っていますね。津波が襲ってきた場所とは思えないほどです。橋も素晴らしいです。」と優等生的回答を差し上げた。f:id:kannonta:20241116211412j:image20人の人々がゾロゾロ歩き始めた。皆さん、10キロウォーキングにやる気満々だ。
f:id:kannonta:20241116211404j:image海に紅葉🍁が映えている⭐️
f:id:kannonta:20241116211416j:imageカツオの一本釣り漁船が戻ってきたのも見かけた。カツオが食べたくなってきた🤤

地震の恐怖をよく知る地元

f:id:kannonta:20241116211356j:image途中にこの「昭和8年地震記念碑」をよく見かけた。

1933(昭和8)年2時30分頃に三陸沖を震源とするマグニチュード8.1の地震が発生した。地震発生30~50分後から三陸沿岸に津波が来襲し、岩手県大船渡市で28.7mに達した。

 この地震による死者・行方不明者は3,064人に達したという。この土地は、約100年に一度巨大地震に襲われており、地震の危機意識はかなり高い、とガイドのチバさんが仰っていた。

気仙沼湾横断橋が見えてきた

f:id:kannonta:20241116212331j:image2021(令和3)年3月6日に開通した、「気仙沼湾横断橋」が視界に入ってきた。f:id:kannonta:20241116212338j:image三陸沿岸道路の気仙沼港ICから、浦島大島ICをつなぐ自動車専用橋だ。青空に映えていてかっこいい。

f:id:kannonta:20241116213644j:image橋の反対側からは、向こう側にスタートした気仙沼大島大橋が見えた。1時間半ほどでだいぶ歩いてきた。

津波の爪痕を目撃

f:id:kannonta:20241116213833j:imageこちらの工場の右上に、4.37mの津波が襲ってきた旨のホヤぼーやによるサインが示されていた。津波の恐怖を感じた。海の子 ホヤぼーや【公式】WEBサイト | 【公式】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん ホヤぼーやは可愛いが津波は恐怖しかない。

気仙沼厳島神社に到着

f:id:kannonta:20241116214430j:image大震災後に建てられた鳥居が眩しい厳島神社に着いた。こちらの紅葉も素晴らしい。
f:id:kannonta:20241116214426j:image鳥居のそばには、立派な防潮堤。気仙沼の景色が台無しではあるが、津波を警戒しなければならない土地では仕方ないのかもしれない…

ランチ休憩

f:id:kannonta:20241116215322j:image12時40分頃、気仙沼釜揚げうどん団平に到着。f:id:kannonta:20241116215544j:imageうどんとめかぶご飯のセット(1200円くらいか?ツアー料金込みのため見込額)
f:id:kannonta:20241116215541j:image2時間半以上歩いた後の食事のため、めちゃくちゃ美味しかった。特にこのめかぶご飯は醤油をかけなくても美味しいと思った。こちらで1時間ほど休憩。

五十鈴神社で紅葉見物

f:id:kannonta:20241116220109j:image五十鈴神社をお参り。津波で流された後に設置された3代目の恵比寿像。ピッカピカ。東日本大震災で流され行方不明になっていた2代目恵比寿像が引き揚げされます | 【公式】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん
f:id:kannonta:20241116220106j:imageそして、こちらが津波で流されたが発見された2代目の恵比寿像。逆光でよく見えないがこちらの方が釣っている魚がデカい。

f:id:kannonta:20241116220642j:image五十鈴神社の参道の紅葉が非常に美しかった。全く寒くないが確実に季節は秋なのだなぁ。
f:id:kannonta:20241116220645j:image五十鈴神社はこじんまりとしていた。
f:id:kannonta:20241116220659j:imageこちらは高台にあるので、気仙沼の海が見渡せる。
f:id:kannonta:20241116220704j:image神社の銀杏とガイドのチバさん。この時チバさんはグループの人数が一名足りない事にものすごく焦っており、何度も人数を数えていた。結局、その一名はこの階段ではなくて脇の階段から降りていたので、まもなくグループに合流し、ことなきをえた。

6.7mの津波

f:id:kannonta:20241116221401j:imageこの建物には、6.7mの津波が襲ったようだ。すごい高い。怖すぎる。

ゴールの気仙沼市復興祈念公園に到着

f:id:kannonta:20241116221655j:image気仙沼市復興祈念公園 | 【公式】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん気仙沼の高台に整備された公園がゴールだ!到着時刻は15時。よく歩いたなぁ!
f:id:kannonta:20241116221659j:imageこちら復興のシンボル「祈りの帆」。f:id:kannonta:20241116222006j:image伝承彫刻「海へ」 復興への祈りや生きる希望を込めた、彫刻家皆川嘉博さんの力作だ。気仙沼湾に向けて祈る女性の姿に胸が熱くなった。

〜2011(平成23)年3 月1 1 日発生の東日本大震災による大津波とその後の大規模な火災は、同年9月30日現在で、市内における死者1, 026人、行方不明者383人に上る悲劇を 当市に もたらし、併せて、産業の中心である沿岸部に壊滅的打撃を与えた。〜

気仙沼市役所報告書から抜すい

 

こちらで、ガイドさん及び宮城県職員とお別れ。

海の市で買い物

f:id:kannonta:20241116222421j:image津波の被害はここにもあった。気仙沼は本当に大変だったのだなぁとしみじみ思った。f:id:kannonta:20241116222726j:image完歩の記念に栗ソフトクリーム(350円)を購入。冷たくて美味しかった。ソフトクリームに焦点が合ってしまい、ホヤぼーやがボケボケだな笑

ツアーから離脱してフカヒレ寿司を食べに行った

f:id:kannonta:20241116222954j:image他の方々はこの後、ツアーバスに乗車して仙台駅に帰って行ったが、ここからはバスではなくて、地元友人運転の車に乗せてもらい、夕食へ向かった。それが、こちらのあさひ鮨

f:id:kannonta:20241116223433j:image店長イチオシの匠(5000円)f:id:kannonta:20241116223519j:imageフカヒレ寿し姿入り!f:id:kannonta:20241116223536j:imageフカヒレ煮こごり!

どちらも初めて食べたが、上品で非常に美味しい。フカヒレ自体に味はないと思うので、当店の調理が上手なのだろうな。

f:id:kannonta:20241116223715j:imageもうかの里(1100円)。モウカザメの心臓の刺身。気仙沼名物ということで友人がご馳走してくれた。心臓なのでコリコリとした食感。珍味だが食べやすく、胡麻油につけて食べるとお酒が欲しくなった。(最近血圧が気になっていて、飲酒は控えている。)

さらに、メカジキのハーモニカ!

f:id:kannonta:20241116224058j:image別のレストラン(店名忘失)に行き、メカジキのハーモニカ煮単品(660円)もいただいた。
f:id:kannonta:20241116224054j:imageいまや気仙沼を代表する美味に躍り出た、大人気のメカジキの「ハーモニカ煮」 | 生の鮮魚屋・三陸、気仙沼【まぐろの目玉】 背びれの身はほろほろと崩れ、とっても食べやすい。煮付けの味も抜群に良い。
f:id:kannonta:20241116224050j:imageこちらは食べた後の骨の残骸。ほとんど骨だが食べにくさはない。気仙沼にきたら、このメカジキのハーモニカ煮、オススメです。10月から3月が旬とのこと。

f:id:kannonta:20241116224519j:image友人オススメのカツオの刺身(多分570円)。カツオはそろそろ終わりの時期だが食べられた。f:id:kannonta:20241116224603j:image一切れが大きくてかなりの食べ応えだ。気仙沼は海産物の宝庫だなと改めて思った。満腹です。

気仙沼の夜景

f:id:kannonta:20241116224741j:image友人が月明かりに照らされる気仙沼湾を案内してくれた。こんなに暗いがまだ18時前。気仙沼は夜になるのが早い。
f:id:kannonta:20241116224748j:image復興が進む気仙沼。土日はかなり賑わっているようだが、夜というか夕方にはほとんど人がいなくなっている。
f:id:kannonta:20241116224745j:imageライトアップされた五十鈴神社と祈りの帆。性能があまり良くない自分のスマホでも割と綺麗に撮れたかな。

がんばれ!気仙沼

 

明日(2024年11月17日)で、東日本大震災発生から5000日。

 

歩数計 21431歩

16.4キロのウォーキング、天気が良く暖かくいい1日でした。