JR鶴見駅と京急鶴見駅の間には、「ネパール•スパイス」というネパール食材店兼飲食店がある。
ネパールといえば、ヒマラヤとカレーしか思い浮かばないので、店に行く前にちょっと調べてみた。
ネパールについて
- インドと中国のチベット自治地区に隣接
- 首都はカトマンズ
- 様々な民族が暮らす多民族国家
- 公用語はネパール語
- 宗教はヒンズー教が主流だが、仏教徒やイスラム教徒もいる。
- 世界最高峰のエベレストを有するヒマラヤ登山の玄関口
- 国土の約8割が丘陵・山岳地帯
- 主食は米(粒が長くサラサラした食感のインディカ米)
- 人口 約3000万人
入店してみた
建物の2階のため、狭い外階段を上っていく。
飲食店入店よりも家庭訪問のような気分だ。
入口横には、県の感染症対策取組書やマスク飲食チラシがベッタリ貼られているが、「OPEN11AM 」の字が確認できたので、中は真っ暗だったが、左のドアを思い切って開けてみた。
こじんまりとした店内には店主(ネパール人)がいた。
カウンターが二つあり、真ん中にテーブルひとつ。スパイス、米、豆などの食材に囲まれている。
飲食に来た旨告げると、電気をつけてくれて、小さな厨房前のカウンター席に座るよう案内された。
「ナンはないですよ」とまず言われた。
カレーといえばナンを注文する客が多いのだろう。
メニューは壁に貼ってあった。
今日の目的は、ネパール家庭料理ダルバートなので、KHANA SET (600円)を注文。
ダルバートとは
ダル=豆、バート=ご飯
その名の通り、豆とご飯をメインにした栄養バランスの取れたネパール定食。
一般家庭では動物性タンパク質を使わないシンプルなダルバートが多いが、レストランの豪華版だとチキンや魚、羊、山羊、干したヤク肉などのカレーが加わる事もある。
実食
左上から時計回りに
骨付きチキンカレー、
ダル(豆のスープ)、
アチャール(玉ねぎ、人参、豆、ジャガイモをスパイスや酢などに漬けて作られたもの)、
米&パーパド(米粉から作るクラッカー?)、きゅうりと人参そのまんま
まずは、ダル。
色々な豆が入った優しい味のスープ。辛くない。美味しい。このスープを米にかけて食べるのがネパール流。ネパールの味噌汁だ。
インディカ米も炊き立てご飯でほわっと美味しい。インディカ米って美味しかったんだ、と目から鱗状態。
きゅうりと人参は切ったものそのままの味。
この骨付きチキンカレー、熱々でスパイシー!
骨に肉がしっかりついていて、こちらもインディカ米と共にパクパク食べてしまった。美味しい。スパイスがかなり効いている。
アチャールにも豆がたくさん入っていて、ネパール人の家庭では豆が当たり前に出てくるのだな、と感じた。この野菜と豆の和え物も美味しくいただいた。
最後に
店主から「ダルとご飯はオカワリできるよ」と声をかけてもらったが、出されたもので満腹になったのでお断りした。
はじめは、小さな厨房で料理できるの?とちょっと心配になったが、食後には、600円でいいのか?と思うくらい美味しい料理だった。
ダルバート、また食べに行きたい。