かんのん日記

主に旅行記です。

北国街道小諸宿を散歩(小諸で花見前編)

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今年も桜の開花が非常に早い。

近所の桜は散り始めているので、長野県小諸市懐古園に咲き始めの桜を見に行こう!と思い立った。

しなの鉄道に乗車

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軽井沢駅始発長野行きのしなの鉄道に乗車した。

懐かしい車輌に旅情をそそられる。

小諸駅に到着

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20分ほど列車に揺られ、到着した小諸駅の前には、停車場ガーデンが広がっていた。オシャレで綺麗な場所だ。

小諸城址は、鉄道の線路を挟んで、「懐古園」と「大手門公園」に分かれている。

今日の目的は「懐古園」だが、まずは小諸城址大手門に向かうことにした。

小諸城址大手門

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大手門公園の桜は既に満開だった。
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青空の下、桜の木が非常に美しいので、しばらく鑑賞していた。
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桜の花満開ですわ〜

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大手門に到着した。

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大手門の2階櫓内には、無料の資料展示室があったので入ってみた。

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小諸城武田信玄の家臣山本勘助が縄張りをしたと伝えられ、「穴城」と呼ばれている。

普通の城と違って城下町より低い傾斜地の末端に築かれている。

現在、城は無く、城址内には鉄道の線路が敷かれたり、公園が整備されている。

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展示資料室から見える風景。

目の前に広がっている公園の駐車場は、繭の倉庫があったそうだ。

小諸は養蚕が盛んだったらしい。

見学客が私ひとりだったからか、ガイドさんは丁寧に説明をしてくださった。

熱心な説明を聞くうちに、江戸から四十四里 北国街道小諸宿の街並みを見たくなったので、懐古園には午後行く事にして、まずは北国街道の街並みを見に行くことにした。

北国街道小諸宿をぶらり

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脇本陣 粂屋(本陣に次ぐ宿)

現在は喫茶店を営業している模様。

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那須整骨院(江戸時代後期の建物)

明治中期には、繭問屋として使われていた。

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小諸藩城代家老屋敷跡(鍋蓋城跡)

この一角は、戦国時代に作られた小諸初の平山城の跡。江戸時代に家老の屋敷が建てられた。

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北国街道ほんまち町屋館

味噌と醤油の醸造元建物を活かし、現在は地域のコミュニティ施設として使用されている。

ここにもガイドさんがいて、また熱心に北国街道のお話をしてくださった。

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この建物の奥は広場になっている。東屋の向こうには浅間山がよく見えた。
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噴火警戒レベル2(火口周辺規制)

浅間山では、3月15日頃から山体の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められているらしい。

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酢久商店(すやきゅうしょうてん)/山吹味噌

江戸中期から酢•味噌醤油を醸造、関東から仕入れた塩、鰹節、茶などを長野県内に流す問屋業としても成功した旧家。

現在も味噌や醤油などを販売している。(日曜祝日休業)

地元商店街でランチ

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お腹が空いたので、散歩を中断し、大手門のガイドさんおススメの店に入店した。

相生町商店街にある、キャンディライトさん。

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ビルの2階にあるレトロな喫茶店で、先客が一名いた。(たぶん地元の方)

本日のサービスセット(ハンバーグ、話風オムレツ、ライス、味噌汁、ひじきの煮物、マカロニサラダ)650円

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ハンバーグとオムレツとキャベツ。熱々で美味しい。

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小鉢のひじきとマカロニサラダも美味しい。

コーヒーはつかないが、これで650円とは驚いた。

ガイドさんにおススメしてもらってよかった。

食事中に12時となり、市の防災無線から「上を向いて歩こう」が流れてきた。

なぜ?と思い、調べてみた。

戦時中、小諸に疎開していた永六輔さん。

上を向いて歩こう」は、その頃にいじめに合い、電車待ちの懐古園でくやし涙をこらえた時のことを歌ったものだとラジオで話していたらしい。

懐古園の広大な敷地には、ソメイヨシノ、ヒガンザクラ、シダレザクラなど約500本の桜が植えられているとのこと。

上を向いて歩こう」を口ずさみながら、後編の懐古園千曲川温泉に続く。