かんのん日記

主に旅行記です。

源平合戦の屋島へ

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平安時代末期、屋島一ノ谷の戦いに敗れた平氏安徳天皇を奉じたまま撤退してきた四国東端の軍事要衝であったが、翌年に源氏の追撃を受け、屋島の戦いの戦場となった。

本日の目的地は、屋島である。

まずはうどんで朝食

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さか枝うどん 本店|うどん店を探す|うどん|香川県観光協会公式サイト - うどん県旅ネット

県庁裏の老舗セルフうどん店。県職員が自転車通勤して県庁に通勤する姿を見ながら8時過ぎに入店。

f:id:kannonta:20230731131635j:imageこれは出汁タンクで、自分の好みで出汁をうどんにかける。右上のテレビでは朝のテレビ小説「らんまん」が放送されていた。

f:id:kannonta:20230731131818j:imageかけうどんの小280円➕かき揚げ120円🟰400円

店内は観光客しかいなかったので、店員さんは丁寧にうどんの温め方などを教えてくれてありがたかった。

ネギや生姜もセルフで、出汁は少なめにしてみた。

f:id:kannonta:20230731132402j:image麺はもっちりでたっぷり、薄味の出汁とよく合う。食べ始めは足りないかもしれないと思ったが、お腹いっぱいになった。ごちそうさまでした。

f:id:kannonta:20230731134725j:image8時半に香川県庁へ。21階が無料展望室となっている。

f:id:kannonta:20230731135011j:image朝イチなので当然誰もいない。「こんぴらふねふね」や天空の城ラピュタ「君を乗せて」がオルゴール音で流れていた。
f:id:kannonta:20230731134927j:image高松シンボルタワーと女木島がよく見えた。このシンボルタワーができる前は香川県庁が一番高い建物だったんだろうな。

そういえば、香川県庁舎といえば、映画「県庁の星」だ。

香川県庁本館展望室

f:id:kannonta:20230731135038j:image檜の間伐材のベンチに座って、映画「県庁の星」を調べてみた。映画化されたのは2006(平成18)年。もう17年前という事実にしみじみしてしまった。
f:id:kannonta:20230731135019j:image手前の緑は高松中央公園、奥にあるのが山上が屋根のように平らな形の屋島だ。
f:id:kannonta:20230731135024j:image反対側の展望室には店舗スペースのような場所もあった。
f:id:kannonta:20230731134955j:image紫雲山と、分かりにくいが左に高松空港を確認し、地上に戻った。

菊池寛通りを歩く

f:id:kannonta:20230731140902j:image菊池寛通りは、香川県庁北交差点から琴電瓦町駅までの道路の愛称である。菊池寛の生家がかつてこの道路沿いにあったことにちなみ、1988(昭和63)年に制定されたようだ。
f:id:kannonta:20230731140741j:image中央公園に、菊池寛生家の跡があった。
f:id:kannonta:20230731140748j:imageこちらは、一昨日二次会が開催されたやきとり屋さん。生中250円は安かった。もちろん焼き鳥も美味しかった、と思う。(実はお腹いっぱいであんまり食べた記憶が無い💦)

いよいよ屋島

f:id:kannonta:20230731140737j:imageことでん志度線に乗車した。車内は空いていた。
f:id:kannonta:20230731140756j:image「かいていたぁ」って抱えてくださいの讃岐弁とは、初めて知った。
f:id:kannonta:20230731184322j:image琴電屋島駅。当然のように無人駅。ことでんバスの到着を1人で待つ。

f:id:kannonta:20230731185638j:image約10分(100円)で屋島山上に到着。10時なので人はまばら。

屋島寺

f:id:kannonta:20230731184546j:image開祖は鑑真和上。宝物館には源平合戦図や遺品があり、寺の近くから壇ノ浦が見える、らしい。現地ではわからなかった…

f:id:kannonta:20230731185142j:image眼光鋭い黒猫ににらまれてしまった。

屋島展望台 獅子の霊厳(ししのれいがん)

f:id:kannonta:20230731185404j:image屋島は、江戸時代の初めまで島として存在していた。獅子の霊厳からの夕陽は、「日本の夕陽100選」にも選ばれており、特に夕焼けから夜景が連続的に見える全国的にも珍しい「ゆうやけい」スポットとして大人気。夕方までいられないのが本当に残念だ。

f:id:kannonta:20230731185524j:image屋島城跡なる看板も掲げられていた。
f:id:kannonta:20230731185532j:image暑くなければいつまでも見ていたいが💦

やしまーる(高松市屋島交流拠点施設)へ

f:id:kannonta:20230731185509j:imageこちらの展望台の前には、2022(令和4)年8月にオープンしたやしまーるがある。
屋島の新たなシンボル「やしまーる」の魅力に迫る! | 高松観光 | エクスペリエンス高松
f:id:kannonta:20230731185528j:imageやしまーるの中は冷房が効いていて涼しい。ホッとしながら、瀬戸内の海を眺められる。

こちらには日本で唯一のパノラマ館がある、ということなので、鑑賞してみた。(鑑賞料1000円)
高松・やしまーるで「屋島での夜の夢」公開 日本で唯一のパノラマ館 - 高松経済新聞

観客は私ひとり。「無常観」をテーマとし、戦いのほか、荒波や竜巻などの自然災害の前には無力な人間の姿を描く作品だ。中々お金がかかっていて大変だな、と思った。

映画館の前に流行したパノラマ館。今の日本で受け入れられるのだろうか…

f:id:kannonta:20230731192520j:image獅子の霊厳ではない所も素晴らしい👍

血の池

f:id:kannonta:20230731192546j:image源平合戦のとき、檀ノ浦で戦った武士たちが血刀を洗ったため、「血の池」と呼ばれるようになった場所。

f:id:kannonta:20230731192554j:image今は普通の池だが、夜に1人で訪れるのは怖い。
f:id:kannonta:20230731192535j:imageもう一つの展望台 談古嶺へつながる道路。涼しい。
f:id:kannonta:20230731192542j:image元旅館の廃墟があって、こちらも夜通るのは勇気が入りそうだ。

談古嶺(だんこれい)

f:id:kannonta:20230731192514j:image談古嶺は、源平合戦屋島古戦場を眼下にする屋島南嶺の展望台だ。
こちらからは、壇ノ浦を一望できる。「談古嶺」という言葉は「人々が昔のことを語り合う尾根」の意味で、1897年にこの尾根を訪れた尼僧が命名したもので、屋島の戦いを偲んでのことといわれている。
f:id:kannonta:20230731194430j:image談古嶺から見える源平屋島合戦史跡だが、案内板がボロボロで何が書いてあるか全く読めない…

やしまーる作る時に一緒に修繕してほしかった。

f:id:kannonta:20230731195620j:image駐車場のそばにあった案内。このくらい読めれば文句ないのだが。

下山

f:id:kannonta:20230731195734j:image1時間強、屋島山上に滞在したが、暑さにやられそうになったため、涼しいことでんバスに乗ってJR屋島駅に向かった。(100円)

乗客は私ひとり。運転手さん、JRの列車が1時間来ない事を教えてくれたが、屋島駅を見たかったので、終点まで乗せてもらった。

f:id:kannonta:20230731200055j:image11時半にJR屋島駅に到着。こちらの窓口、昼休みで閉まっていた…

周辺にうどん屋でもないか探したが見つからない。

ことでんバスの停留所を発見し、高松駅までバスに揺られた。(400円)

めりけん屋(うどん屋)行列🫢

f:id:kannonta:20230731200507j:imageランチもうどん屋にする気満々だったが、昼時のうどん屋を舐めていた…回転が早いとは思うが、うどんは断念して、マリンライナーに乗車することにした。

高松を去る

f:id:kannonta:20230731200709j:imageグリーン車を奮発した。とても空いていて冷房バッチリ。

f:id:kannonta:20230731200805j:image駅弁「あなご飯」1200円

f:id:kannonta:20230731201302j:imageこだわりのタレと一緒に香ばしく焼き上げた穴子と、じっくり煮込んだ煮穴子を使用。それを讃岐うどんの特徴であるいりこだしをベースにした味付けごはんにトッピングしている。非常に美味しい駅弁で、あっという間に平らげてしまった。

f:id:kannonta:20230731201540j:image車窓から瀬戸大橋。暑くて仕方なかったが、楽しい3日間でした。

 

歩数計 15033歩